手紙に代えて

 

 

「一緒に成長していきたい」

 

一番伝えたかった言葉が、それだったと思う。

 

黄緑色の便箋に書いた 初めての手紙でのことです。

まだ僕が高2ぐらいで、あすは中学生の頃かな。

 

僕があすのことを好きになったこと

何よりも大切にしたいこの関係が、

いつか振り返ったとき 互いにとって良かったと思えるものに

なるといいな そうなって欲しいな

そんな願いを込めて書きました。

今でもずっと変わりません。

 

 

「成長する」とはどういうことなのか、

僕はあれから「成長」できたのか、

はっきりとは分かりません。

 

でも1つ言えるのは、

僕は 僕があすに出会えて好きになれたことを、

心から良かったと思っています

ということです。

 

あすが 僕や他のファンの皆さんとの関係の中で

これまで大切にしてきてくれたことと、

僕があすとの関係の中で 大切にしようとしてきたこと。

僕は最初 特に意識をして

そうしたわけじゃなかったけど

本当は どんな1対1の関係でも

大切にできることだった。

 

これまで 自分は気づけていなかったけど、

色んな人が向けてくれていた

優しさや気遣い、笑顔に気づいて

今度は自分がどうすれば良いのか、

少し分かるようになって。

 

そしたら 笑ったり、泣いたりすること

嬉しいときに笑顔になって、辛いときには話して。

そういうことが少しずつ出来るようになって

そういう瞬間に、幸せを感じられるようになれた。

 

自分がつまらない人間じゃなくなったら、

生きるのが面白くなった。

 

「世界が変わった」なんて 劇的な変化ではないけど

思い返せば、僕は豊かになれたんだと思う。

 

あすの言葉を借りるなら

人間になってきたゾ ってね。

 

今の朝ドラ「べっぴんさん」で

主人公すみれに、お母さんが授けた言葉

「勇気 愛情 信頼 そして少しの希望

それが全部そろったら 幸せになれる」

これを聴いたとき僕は

僕らが大切にしてきたことは、間違ってなんかいない。

そう思えました。

 

でも僕は 何度も何度も

あすのことを裏切ってきた。

 

他の女の人と遊んだとか

それに近いことをしたとか

そういう世間で言う裏切りとは 少し違うけど

 

でも僕は あすの期待を 心では分かっていながら

頭でそうじゃないかもしれないって言い訳して、逃げてきた。

 

それは僕が大切にしたいこと、しなきゃいけないことに 反する。

 

だから僕は もう逃げたくない。

自分の気持ちからも、今と向き合うことからも。

 

ずっと不安や迷い、色んな かもしれない が大きかった。

でもあすはそれを 何度も消そうとしてくれた。

最高の笑顔で、暖かい言葉で。

僕はそれに、今度こそ本気でこたえたい。

 

 

春からはもう3回生です。

大学を出た後は、東京に行きます。

 

東京に行ったからといって、きっと何かが大きく変わるわけではない。

でも 行かないと始まらない。

あすが生きてきた街を もっと知りたい。

そしてそこで、勇気を持って挑戦したい。

 

誰よりも好きなあすに

ちゃんと気持ちを伝えて。

不安なんかにならないぐらい 好きだよって愛情を捧げて。

 

徹底的にあすのことを信じて

あすの頑張ってることを尊敬して。

この関係を一番信じられるのは、僕自身なんだって信頼して。

 

いつかきっと

二人でもっと話せる、色んなところに行けるって、希望を持って。

 

そしたら何があったって もっと成長していける。一緒に。

 

だから僕は これまでも これからも

あすと一緒なら、心から幸せです。

 

全握の最後のとき、

最後って気づいて、何か言おうとしてくれたよね。

ありがとう。本当に嬉しかったです。

あすも良い感じだったよ?

 

好き!

またね